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公益財団法人JKA 2023年度機械振興補助事業研究補助個別研究 採択課題

高齢者や子供の安全な通行を守る
歩車道境界ブロック除草ロボットの開発

道路の整備において、雑草等の繁茂により車両通行に障害が発生することを防止し、安全運転に必要な視覚(視距)を確保することが必要です。雑草の多くは、歩車道境界ブロック周辺とガードレールの周辺に繁茂しています。特に、歩車道境界ブロック周辺の雑草の繁茂は、歩行者と車両の通行の妨げとなるため、除草が必要です。現行の除草方法は、人力による草刈りおよび草取りです。人力による除草は、コストが高く頻繁に実施できないため、雑草の成長に対して十分な除草回数が実施出来ていません。また、草刈り機との接触や車との巻き込まれ事故が発生するなど、除草は危険を伴う作業です。

このような問題を解決するために、歩車道境界ブロック周辺の雑草およびコケ類を対象した除草ロボットを開発しています。除草ロボットは、車輪駆動で移動し、歩車道境界ブロックに沿って移動するためのガイド機構と、雑草を根元付近から切り取るための刈り取り機構、刈り取った雑草を細断して、ロボット内に圧縮・蓄積する回収機構、雑草の根元とコケ類を掻き出して回収する掻き出し機構で構成されます。除草ロボットは、自走式で、雑草の刈り取りから回収までは自動で行ことができます。また、ロボットから一定距離内への侵入を検知停止する機能を備えており、歩行者などに対する安全性も確保されているので、一人で複数のロボットを使用することができます。

​研究紹介

© Iwamoto Lab.

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